摂食障害のまとめ
最後の章において、現代の若い女性が摂食障害になる原因について著者は考察している。著者の最も共感する部分は女性が主体性をもつことが難しいということだ。
加藤まどかの近代社会の「平等」概念、すなわち「男性らしさ」を求められるようになった女性が、未だ根強く残る伝統的な女性象との間で葛藤を起こしているというところを引用している。
しかし著者の主張はそれだけではない。著者の考える摂食障害に陥る原因は、女性同士で助け合うシステムが今の社会では成り立っていないということだ。
つまり女の世界でダイエットはゲーム感覚で行われ、脱落者が顧みられない序列や規範が存在するのだ。
だからこそ著者は自助グループの可能性を感じ、このフィールドワークを行った。