インタビュー調査

 

インタビューでは調査に協力してくれた8人の当事者のうち4人のものを記載している。それには摂食障害になったきっかけや日常生活のつらさ、回復への道のりの苦悩などが赤裸々に記されている。

そして著者は摂食障害者の共通する悩みを見出している。それはどこかまちがった「自己コントロール」を行っているからだという。つまり、摂食障害者は他者の視線を基準に自分の容姿や体重をコントロールしているということだ。

よって彼女たちはありのままの「私」を認めることができなくなってしまっているのだ。

しかし、自助グループのミーティングに参加することによって摂食障害者は新たな一歩を踏み出せると著者は主張している。それはミーティングを通して当事者たちは「他者との差異」に気がつくことができるからである。

つまり摂食障害者以外の「普通の人たち」との差異に苦しむ当事者が、当事者同士でわかちあいを行うことによって摂食障害者同士も差異があることに気づくのだ。