文献要約
この文献は摂食障害の自助グループをテーマとしたものである。著者自身は摂食障害の経験を持っている。
摂食障害という病気に対して著者はマイナスのイメージを持っていたが、自助グループに参加したいという気持ちは日に日に増していく。
そして実際にミーティングに参加してみると不思議な圧倒感を感じたという。よって著者は卒論のテーマを摂食障害における自助グループに決定した。
実際にミーティングに入ってみると、ルールが存在した。著者の参加したグループXには<匿名性><言いっぱなし聞きっぱなし><外へもちださない>という3つのルールを採用していた。
このルールはミーティングの雰囲気を保つ生命線であるとともに、一人ひとりが他者とのつき合い方を練習する上での契機としても働く。
著者がフィールドワークを進めていく上でとった手段はインタビューという方法である。なぜなら先ほど述べた「もちださない」ルールを守るためであり、ミーティングの外でしか聞けないこともあるからだと著者は考えたためである。
インタビューを行うにあたって著者は「当事者」とか「調査」といった枠に沿うのではなく、ひたすら著者の感情と経験だけを頼りにするといったスタンスをとった。